今をときめく花形職業のIT関係。
その中で、プログラマーになりたいと思う人は多いのではないでしょうか。
でも「自分はプログラマーに向いているのか?」と技術や人柄(性格)の適正を考えてしまうかもしれません。
まずはプログラマーになるにはどうすればよいのでしょうか。
専門学校やプログラマー養成学校、ゲームデザイナー学校など多くのスクールで学ぶことができます。
スクールは全日制のものと、平日数時間コースのようなものがあります。
こういったスクールは最新の技術を導入しているので、新卒で就職だけでなく、転職にも有利です。こういったスクールで技術を身につけても、もちろん即戦力とはいかないのが、高度で技術の進歩が激しいプログラマーの世界です。
新卒であれば仕事を覚えるのに3年はかかるでしょう。
それまでの時間は自分の理想とは違うものでも、下積み経験ということになります。これからプログラマーになる人は「未経験ということで就職は不利なのでは」と思うことが多いでしょうが、どんな職業職場でも切実な経験者を求めているのではない限り、基本は「一緒にこの人と働きたい」と思わせる人柄が鍵になります。
最初は誰でも未経験者ですから「入社したら勉強して技術をもっと磨きます」という意欲を見せればよいのです。
ところで、プログラマーとしての適正の人柄(性格)とはどういった人が良いのでしょうか。それは、良い意味で「怠慢で、短気で、傲慢な」人です。おそらくプログラマーを経験したことがない人からすると、どう見てもそれはマイナスだろうと見えますが、実はこの三つの人柄を良い意味で生かせないと長くは続きません。
まず「怠慢」という人柄の意味。
「こんな面倒臭いことやっていられない」と考え「どうせならプログラムを作ってコンピューターにやらせてしまえばいい」と考えることができる人です。
全体的な労力を減らして作業者の手間を省くとか、何回も質問に答えたり入力するところを一度で済むようにするとかは、プログラマー的美徳といえる「怠慢」です。逆に適正のない怠慢は、プログラムを組むのやテストが面倒で飛ばしてしまう人です。
そして次は「短気」という人柄の意味。
コンピューターの処理が遅かったりしてイライラを感じる人、もっと処理能力をあげて先に進んで欲しいと思える人です。
「まぁこんなものか。手待ち時間はコーヒーでも飲んでおくか」と優雅にかまえていると、プログラマーとしては進化しません。
さらに、今目の前の問題だけでなく、先回りして今後起こりうる問題まで想定したプログラムに着手できることがプログラマー的美徳といえる「短気」です。
最後は「傲慢」という人柄の意味。
他人からすると過剰なまでの自尊心。誰の前に出しても恥ずかしくないプログラムを作り保守しようとすることです。
「まぁ、こんなもので使えるだろう」という程度の考えでプログラムを作り続けていると、他の技術的知識に長けている人々からは使用してもらえません。
また、プログラムに詳しくない人が思いがけない使い方をする場合もあり、自分の意図するところではないにしても、一人歩きしてしまっているプログラムをどうすることもできないという事態になります。
他者の目を気にして作っていないプログラムは後々自分に返ってきて、最初の手間よりももっと面倒に延々と直し続けるということになります。
もう一つあえてプログラマーに適正がある人柄をあげるとしたら、それは「ストレスが溜まりにくい人」でしょうか。
昨今は多忙を極めるプログラマーが心身を壊してしまう傾向があります。上手にストレスを抜いていける人が生き残れるのではと思います。